鮫島慶太鮫島慶太

センター試験について ⑦ 倫理政経・地理B

理系の子が選択科目を決める時に迷うのが倫理政経・地理B どちらを取るべきか?

進路指導をしていると、よく聞かれるので一昨年前くらいから
センター試験の問題を解くようにしています。

どちらも履修したことすらない私が何点取れるのか?
何の学習もしていない私だからこそ見えることがあるのでは?

といった安易な動機からです。

まず地理。

一昨年の地理Bの問題には知識がなくても、一般常識があればそこそこ取れる問題が
多かったように思います。

例えば、飛行機で原油運ぶわけないよな

と考えれば、それで正解に近付けてしまうような問題ですね。

ところが…。

昨年、今年はそういう問題ではなくなっているように思います。

まず、面白い!

実は今年のセンター文系の問題を解いて、一番楽しかったのが地理Bでした。
与えられた情報を用いて色々考えないと正解に近付けない。

また、バラバラに学んだ知識を総合的に使わないと解けない問題も多い。

別の観点から言えば、短期集中型で知識を詰め込んでも使えるレベルまで到達するのは
かなり難しいのではないか?と感じました。

今年も6割超えるのが精一杯でしたが、優秀な生徒に「なんでそんなに出来るの?」
と聞いてみると、

「慣れですよ」

カッコいい!(笑)

あと感じたのは、この地理の問題だと、地図を見て具体的に地形をイメージしたり
風景をイメージしたりするのが好きな子でないと、高得点は難しいだろうなぁということ。

歴史に比べて高得点を取るのは、本当に好きな子が多いのではないかと感じました。

次に倫理。

倫理は西洋哲学について大学時代に好きな思想家(ニーチェ・メルロポンティ・フッサールなど)
の翻訳本や哲学入門書などを読んでいたこともあり、7~8年前に入試問題を解いてみたことがありましたが、その時の印象から単純な知識を問う問題が多いし、読解力や統計の読み取りだけで解ける、と思っていました。実際ほぼ満点取れたこともあったし。

でも今年の問題を解いてみてビックリ。

細かい!ここまで聞くの?

ハイデガー = 存在と時間 = 実存主義 = 世界内存在

これだけだと解けません。

思考力が必要か?というと地理とは違ってあまりそれは感じませんが
マニアックな知識を聞く問題が増えたというのが印象です。

倫理は国語として勉強したり、問題も融合してしまう方がよいような気がします。

最後に政経。

大人というか年配の人の方が有利な問題もありますね。
リアルタイムで知っている強みが活かされやすい問題も相変わらずありました。

選挙権を持つ年齢が引き下げられたこともあるし、単なる知識確認でも
受験生が履修する意味はあるように思います。

ただ、中には、「これ現代社会で聞くこと?政経で聞くこと?」と
疑問に思う問題もありました。

また、7-8年前に比べて倫理同様細かい知識を聞く問題も若干増えた気がします。

理系の生徒が短期間でそれなりの得点を取るなら、やはり倫理政経が有利な気はします。

(またセンターだけに限れば、文系も地理を避けて歴史2つの方が高得点は取りやすいかもしれませんね。)

ただ、倫理政経も昔のように短期完成でそれなりの得点を取ろうとしても、少し難しくなっているし
地理Bの問題も倫理も今後出題方針が変わらないなら、「勉強を楽しめる生徒」でないと厳しいような気がします。

興味がない生徒には辛い問題

世界史と違って、これはこれでいいのではないかと感じました。

ただの感想になりました。すみません。

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ESN英語教育総合研究会

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