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各国の作文教育はどう違う? 米国は主張、仏は論理、日本は共感を重視!!

欧米の子どもは書き方の「型」を学ぶ

――アメリカとフランスの作文教育を分析して日本と比較されていますね。どのような違いがあるのでしょう。

違いが明確に表れているのは、小論文の書き方です(下の図)。

アメリカ式の小論文であるエッセーでは、導入、本論、結論という形で自分の主張の正しさを論証します。経済重視の国ですから、効率的に簡便な形で相手を力強く説得しようとします。これは、学生が大学で書くリポートの基本形にもなります。

小論文の書き方の違い

フランス式小論文のディセルタシオンは、概念の定義や問題提起をし、一般的な見方とそれに反する見方、さらに、その二つを総合した第三の見方を示して論証します。結論では、新たに見えてきた課題も提示します。背景には、1789年のフランス革命後の政治的な混乱で多くの血が流されてきた歴史を二度と繰り返さないために、フランス市民に必要とされる「熟考して判断できる思考の型」を身につけるべきだという考えがあります。

続き・・・

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