• HOME >
  • NEWS >
  • “教員が忙しすぎ”問題 「答えを見つ…
NEWS

“教員が忙しすぎ”問題 「答えを見つける教育」への転換で教員数は半分にできる!!

日本の教育現場では教員不足が叫ばれ、“忙しすぎる教員”問題も深刻化している。経営コンサルタントの大前研一氏は、この問題を解決するには「21世紀の教育と教員の役割はどうあるべきか」を考える必要があるという。どういうことか、大前氏が解説する。

 * * *  教員免許に10年の有効期限を設け、更新時に講習の受講を義務づける「教員免許更新制」が廃止されることになった。5月に法改正され、7月1日以降は更新手続きなどが不要になる。

 教員免許は、2009年度以前に取得した旧免許とそれ以降に取得した新免許があり、これまでは過去に取得しながら更新されずに失効した免許を復活させるためには30時間の講習が必要だったが、7月から旧免許は自動的に復活し、新免許も申請すれば講習なしで再取得が可能になる。

 今回の制度廃止の背景には、慢性化・深刻化する「教員不足」があるというが、私に言わせれば本末転倒だ。

 もともと、この制度は教員の指導力向上を目的として導入されたものである。それなのに、今回の廃止によってすべての教員免許は事実上「無期限有効」になるわけで、大学時代に教員免許を取得して以来スキルアップを怠っている教員や、教員経験がない“ペーパーティーチャー”でも講習なしに教壇に立てることになる。だが、運転の技能レベルが落ちたドライバーや、運転経験がないペーパードライバーが道路を走ったら、事故が増えるに決まっている。教育の本質を忘れた浅薄な制度「改悪」だ。

続き・・・

この記事を書いた人

ESN英語教育総合研究会

ESN英語教育総合研究会

ESN英語教育総合研究会は、次世代の英語教育ファシリテーター育成を支援するためのポータルサイトです。関東と関西を中心とした全国規模の研究会の実施や、教材や授業実践などの情報交換を通して全国の先生方のネットワークの構築を目的としています。英語教育に関わる各種研究情報や研究員のブログなどを配信いたします。

この記事と同じカテゴリーの記事

NEWS

教師が危険…? AIの影響を最も受ける職業TOP20が判明!!

NEWS

ネイティブ講師の採用に苦労していませんか?

NEWS

受験勉強に必須の参考書…「とりあえず、売れているものを買う」がNGな理由!!

  • ESN Facebook
  • STUDY

研究情報カテゴリの記事

「第8回国際バカロレア推進シンポジウム」!!

【IT×英語】Kredoが埼玉工業大学と提携 ITと英語…

New Treasure【コラム】日常生活における活動を…

【2023年3月18日(土)】2022-2023年度 第…

【筑波大学附属坂戸高等学校IBコース】授業・課題について…

《群馬県23年度予算案》国際バカロレア導入へ研究開始 非…

【無事終了!!】探究学習の模擬授業「体験」「見学」会を実…

【行政・教育機関向け】教育現場で実践すべきSTEAM教育…

【来年からはラクしよう】まだそれ手作業なの?マイクロソフ…

オンライン開催に変更【2022年12月17日(土)】国際…