「インクルーシブ教育」と聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?
「障害のある子どもとそうでない子どもが一緒に学ぶ」というのが、多くの日本人が持つイメージかもしれません。とはいえ、インクルーシブ教育に対する不安の声として、「全体の学習が遅れてしまわないの?」「障害のある子がいじめられてしまわない?」というような話も、見聞きします。
日本では長年、障害のある子どもたちとそうでない子どもたちを別の学校やクラスに分ける、分離型の教育を行ってきました。日本で暮らす多くの人は、「分かれて学ぶスタイル」しか見たことがありません。
「理想的にはインクルーシブにできたらいいけど…現実にできるのかな?」という問いは、多くの人が持っているのではないかと思います。
今回は、バンクーバーに短期留学した高校生の高橋杏里紗さんや、ウエストバンクーバーで暮らす高林美樹さん、留学して学校のエデュケーションアシスタントに取り組んだ教員・池野絵美さんらに、現地での取り組みを聞きました。