鮫島慶太鮫島慶太

2020年教育改革に望むこと

ご無沙汰しています。

育児に追われていつの間にか半年更新してませんでした。

久々に投稿させて頂きます。

「平成の教育改革に望むこと」と「学校・教育について徒然に」書きます。

一方的に何かを望むことは無責任だし
「自分にやれることをやる」というスタンスは
変えるつもりもないが、「教育改革」とやらを
進める当事者ではないので、現状、「望むこと」しか出来ない。

もちろん、「改革」を行う方々には相当のご苦労があることには理解と敬意を持って以下述べたい。

大学入試が変わる。
結構なことだ。

解答・解説・概評すら公開しない今のやりっぱなしの
大学入試が、「求める人材像」の発信の一環として
問題の解答・解説・概評などを公開してくれることを望む。
こんなことは最低限の礼儀だろう。
偉そうに言う前にこれすらやれないのなら
全ての発信内容が単なるお飾りにしか見えない。

もっと言えば、学生が「どのような教育を受けてきたのか?」ではなく
「どのように何を学び考えてきたのか?」を重視し評価する作問を望む。

先日公開された新テストのサンプルを見る限り、申し訳ないが個人的にはそうした姿勢を感じなかった。「公の為には個人を犠牲にしなければならない時もある」という命題自体は正しくないとは思わないが、あのテーマで、あの題材で、あの問題!?

http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00009385.pdf&n=%E8%A8%98%E8%BF%B0%E5%BC%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C%E4%BE%8B.pdf#search=%27%E6%96%B0%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88+%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C%27

単に扱いやすいだけの国民じゃないかと感じた。突っ込みどころは満載だが、敢えてこの程度にしておく。

思考力型だ、記述型だ、といったことが話題になるが
「検定教科書」なるものを材料・指針として学習を指示している以上
それらとどのように学生達が関わってきたのかを知ることを
明確な目的にして問題を作成して欲しい。

教科書の中で覚えるべきことは覚えたか?身につけることは身につけたのか?(知識・技能)
教科書の学びを通して、色々な疑問を持ち、自分なりの解を探しながら学んできたのか?(問題意識・課題発見・当事者意識・思考力)
教科書を出発点にしてどこまで世界を広げてきたのか?(生き様)

もちろん、そうしたことを「測定する試験」を作ることは難しい。
でも、多くの人材を輩出してきた大学には、それを望みたい。

そして、それは大学ごとにやるべきだ。
共通テストなど廃止でよいのだ、と言ったら暴論だろうか?

少なくとも今のセンター試験を変えない方が相当マシなように思えてしまう。

さて…

最近、子どもが出来てから、今までとは別の角度から学校や教育について思うことが増えてきた。「これからの学校は子どもに何をしてくれるのだ?」そう思う保護者の気持ちも分かる。痛いほど分かる気がする。まだ本当に痛みを感じるのは、この先かも知れないが…。

でも、それは違う。「教育」は「してくれる」ものではなく、本人が学ぶかどうかが大事。学びのチャンスを与えてくれる場なのかどうか?成長出来る環境なのかどうか?

今の学校で勤務してきて心から思うのは、「生徒達の作る共同体の素晴らしさ」だ。

仮に教員が駄目でも、校舎がぼろくても、目新しい教育をしていなくても(うちが事実そうだと言ってませんよ、念のため)、よい学校は生徒が創るもの。もちろん、教員も子ども達の成長に時に大きく関わるべきだし、関わる努力をすべきだとは思う。それは親も同じ。だが、自分の過去を振り返ってみても、子ども達同志の関わりにより生まれることが一番大きいし重要だ。「あんな奴がいるのか?」「すごい奴だ!負けてられない!」「自分はどう生きるんだ?」そうしたことは「教育」から学んだというより、「場」と「人」から学んできた。

平成の教育改革が、そうした「場」を壊してしまうことがないことを切に願う。

この記事を書いた人

ESN英語教育総合研究会

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