新しい英単語学習アプリ「Visual Quiz」を公開しました。
https://shark-learning-lab.com/vq/
この教材の原点は、1997年に二中高で制作した「イラスト単語集」と、2010年に本校の中学生向けに制作した『Treasure Mate』にあります。
教材の基本コンセプトは、単語を日本語に訳して理解するのではなく、英語から直接イメージを思い浮かべることです。
apple
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リンゴ
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という二段階の処理ではなく、
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という、より直接的な英語処理を目指しています。
英語を聞いたり読んだりしたとき、日本語に置き換えてから意味を考えていると、どうしても理解までに時間がかかります。そこで、この教材では英語に対する「反射速度」を高めることを重視してきました。
1998年にもアプリ化を試みました
紙の教材だけでは、音声を聞いて瞬時に反応する練習には限界があります。
そこで1998年には、GIF画像と音声を組み合わせた学習アプリの制作にも挑戦しました。しかし、当時の技術環境と私自身のスキルでは、思い描いていた形を十分に実現することはできませんでした。
それから長い時間が経ち、今回は「英単語を聞き、その意味を表すイメージを選ぶ」という形のWebアプリとして公開することができました。AI凄いですね。
基礎単語でも、すぐに反応できるとは限りません
収録されている語彙は、基本的には中学校段階の英単語です。そのため、中学高学年の生徒、高校生や大学受験生にとって新しい知識を増やす教材ではありません。
しかし、「知っていること」と「聞いた瞬間に理解できること」は同じではありません。
たとえば、数字のコーナーに取り組んでみると、一般的な名詞などと比べて、数字を聞き取って意味を認識するまでの反応速度が大きく落ちる人が少なくありません。
英単語としては知っていても、音声を聞いた瞬間に数量のイメージが浮かばなければ、実際のリスニングでは理解が遅れてしまいます。
リスニングを苦手とする人の中には、音が聞こえていないのではなく、聞こえた英語を頭の中で意味に変換するスピードに課題がある場合もあります。
また、スピーキングやライティングでも、毎回「日本語を考えてから英語に訳す」という処理をしていると、表現が出てくるまでに時間がかかります。
基礎的な英語を、英語のまま素早く理解し、必要に応じて取り出せるようにすることは、大学受験生を含めて決して無駄ではないと考えています。
日本の教材に不足している「子どもの生活語」
今回、新たに「Real Kids English」というコーナーも設けました。
日本の英語教科書や単語集には、英語圏の子どもが0歳から12歳頃までの日常生活で自然に身につける語彙が、十分に収録されていないように感じます。
食事、遊び、けんか、排せつ、体調、感情など、子どもの生活に密着した表現の中には、「うんち」や「おなら」のように、日本の学校教材ではほとんど扱われない言葉もあります。
こうした語彙が大学入試で直接問われることは、ほとんどないでしょう。しかし、英語を試験科目としてだけでなく、実際に人が生活するための言葉として捉えるならば、決して無意味な語彙ではありません。
学校英語と現実の英語との間にある空白を、少しずつ埋めていきたいと考えています。
まだ発展途上の教材ですが、英語を日本語に置き換えるのではなく、音や文字から直接イメージをつかむ練習として、活用していただければ幸いです。
この記事を書いた人
esn


