ESN英語教育総合研究会の動画サイトにて、「英語×論理で推理!名探偵シャークアイルの事件簿」(Detective Sharkisle: Logic Case Files)の公開を始めました。

キャラクター紹介公開 2025/8/13 
第1話 The silent theft 公開 2025/8/13 
・第2話~第10話 2025/8/23(土)~8/31(日)毎日朝7:00更新予定 https://www.youtube.com/channel/UCzY0Q0b9syvdTUUWabKTvkA
・第11話~第40話 2025/9/3(水)~2026/3/25(水)毎週水曜日朝7:00更新予定 https://www.youtube.com/channel/UCzY0Q0b9syvdTUUWabKTvkA
・紹介ショート動画① https://youtube.com/shorts/By9qVcYeQbg?si=M1ELqoIHpgjiIbFI
・紹介ショート動画②    https://youtube.com/shorts/mUEBaMOFAFQ?si=B52SycG3OsVl0OqF
・推理発表サイト(自分の推理を投稿してみよう):https://forms.gle/rXtfFVg6PyZSvb7u5

・この動画の音声は音読さんを使用しています。
・この動画のBGMはDOVA-SYNDROMEを使用しています。

英語×論理で事件解決!楽しみながら英語力と推理力を鍛える教材シリーズ

・学べる内容(No.1~40)

①英語力
CEFR B1~B2レベルの読解力アップ
語彙力(ミステリー・日常・学園・社会テーマの幅広い単語)
文法力(関係詞、省略、仮定法、分詞構文など入試頻出テーマ)
ライティング力(根拠を挙げて答える説明文の練習)
リスニング・音読活動(推理場面を声に出すトレーニング)
※ 教材版ではSDGsの17項目・時事問題×発展文法事項の学習もできるワークもあります。既に作成は完成していますので、今後の配信も考えています。
現段階では個人の配信を考えていますが、もし関心をお持ちの出版社様などがございましたら、ご連絡頂けると幸いです。

②論理力
Logical Thinking(論理的に証拠を整理)
Critical Thinking(矛盾やおかしな証言を見抜く)
Bias Overcome(先入観に惑わされずに考える)
説明力(なぜそう考えたかを筋道立てて表現する力)

・シリーズの特徴

全40話の事件ファイル:学校・水族館・飛行機・図書館・文化祭…多彩な舞台
必ず一人に犯人がいる:英文の細部を読み取れば必ず推理でたどり着ける
Q&A形式のタスク: “Why did Simon suspect…?” など英語で論理的に答える練習
楽しさと学びの両立:物語を追ううちに英語表現が自然に身につく

生成AIが進化して、これまでだったら難しい教材の開発もドンドンできるようになりました。
この教材も生成AIを利用しながら1日1話ずつ制作しました。
ただ、いくらプロンプトを工夫しても、「ミステリー作って」で簡単にできるほど甘くはないことも知りました。

「AIは意味を理解しない」

果たして、これがいつまでそう言えるのかは分かりませんが、少なくとも今回の教材開発で私の現段階でのスキルで活用する場合にはAIは不可欠なパートナーではあるものの、任せて大丈夫、とは言えない段階だというのが実感です。AIを使って仕事をすることは教育の分野に限らず、今後ドンドン増えていくのでしょうが、現段階では、どの分野でも、あくまで「増幅器」なのではないでしょうか?使う人間次第だということですね。
教育の分野においても、AIが勝手に人を教育するという段階には、まだ少なくとも今は、ないと言えそうです。

それよりも、教材開発している私は何より楽しかったです!
1990年に教員を始めてから、毎年夏休みは教材作成に最低でも200時間は費やしてきました。
ただ、息子が産まれてからはなかなかそうした時間が取れなかったし、だからこそ勤務時間内で無駄な時間を極力削って時間を捻出していました。
少し手が掛からなくなったことで、今年の夏は久しぶりにテーマを決めてやってみましたが、AIを活用しながら、つまりAIと対話しながら、様々なことを考え教材作るのは楽しかったですね。

1998年にHTMLで文法や単語(音声付)の教材作れた時
1998年~2000年にRPG3本(動名詞の涙・パラレルワールド・マンハッタンスパイラルの英語教材を作った時
2000年~2006年にメール添削でEラーニングができるようになった時
2016年~Explain EverythingとYouTubeで動画授業を配信できるようになった時
2022年~ 生成AIを用いた様々な教材開発ができるようになった時

それぞれで、「ワクワク感」を常に感じながら取り組めたことが何よりも良かったように思います。
ただ、今回やってみた感想としては… 「自分がよいと思えるものを、どうやって相手に伝えるか?広げられるか?」について、私自身の力はまだまだ、というより若い頃よりは確実に落ちてる?
熱量で実現してきたことを、別の何かで実現しなければならないし、より前、より上を目指すなら、これまでやってきたことがないことにもチャレンジしないといけない…。

だから、少しYouTuberさんたちがやってることも研究してみてやってみてはいるのですが…。
難しいですね。「いいものを創ろう」という志自体はよいのですが、プロダクトアウトというか、自己満足になってはダメだし。
かと言って、バズればいいのか?というと、それはそれで違うだろうとも思うし。

この辺りは生徒達と一緒に考えていければいいなぁと今は考えています。
だから、まだまだ、課題は無限にあるし、だからこそ、「ワクワク」もきっと無くならないだろうなぁ、と。

とりあえず、字幕は英語でも日本語でも出せるので、皆様に楽しんでいただければ幸いです。

また、教材作成をしながら、「若い先生たちやこれから教材開発に取り組みたいという教育に携わる人たちのコミュニティが作れないかなぁ」とも考えました。
会員制のサロンにして、教材開発のノウハウを共有しあえるようなコミュニティですね。

Z会New TreasureのEnglish Laboratory をご提案した時のアイデアよりは、もっと人と人との関係が作れるようなコミュニティですね。
こちらも、ビジネスプランとして関心があれば、研究会を通して是非お話頂けると幸いです。

 

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