ハード面で効率が近づくもソフト面で国・私立の人気継続
「コロナ禍での休校時、私立の中学や高校は授業再開に向けて迅速に対応。タブレットやノートパソコンの配備やオンライン授業の開講など、その対応の速さや充実ぶりは公立を凌駕しました」(安浪氏)。2019年度から始まったGIGA(※1)スクール構想という国の施策により、公立の生徒にも端末が貸与され、ICT環境の整備もほとんどの学校で完了。ハード面でのアドバンテージはなくなりつつあるという。「それでも、首都圏でいうと2024年度の国立、私立を合わせた中学受験率は18.12%と過去最高の記録に。人気が衰える気配のない理由は、ソフト面にあると考えられます。まず、私立全般において、教育形態が非常に多様なこと。『特別な補習や授業を受け、得意なことを徹底的に伸ばす』『テストが一切ない』『中高で必ず海外研修がある』といったことが一例です。
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