熊本の震災で学べなくなった子供たちに関する新聞記事を読み
何か出来ることをと思って始めた授業動画作成。
5月の連休から少しずつ作成し、ようやく約50本になった。
残念ながら、今の私の力では、被災地の子ども達の
お役に立つことは出来ないままだが、ツールの使い方も
少しずつ覚えながら、以前よりはスムーズに作成出来る
ようになった。
まだまだ私の今の力では遠い被災地に教育を届ける
などといったことは出来そうもないが、一歩でも
前に進めるように日々頑張りたいと思う。
もちろん、今担当している生徒達にも
「今の私が出来る最高のもの」を与えられるように
頑張っていきたい。
Active Learningについても
ICT活用についても
IBやTOKについても
私はへそ曲がりというか、
その効果については依然懐疑的な部分を持っている。
ただ、学ばずに毛嫌いしたりするのは不味いわけで
今回の授業動画作成は、自分の授業改善の大きな
ヒントになる。
まず、自分の授業を客観的に他者として見れる。
□「え~」が多いなぁ…。
□ ちょっと待て、今の説明だと分かりにくい…。
□ 実際の授業なら、どこで生徒を動かす?
□ 生徒はこれで出来るようになるのか?
こうしたことを考えるヒントや材料を
自分の授業動画から得られるのは財産だ。
私は不器用な教員だが、とりあえず自分が動くこと
でしか若者は動いてくれないという信念はある。
恩師である浅野高校のY先生は、郷土の山口の
維新志士達の熱烈なファンで郷土史家でもあるが
幕末の松下村塾の「教え」「学び」に共感し
熱い授業を私たちにぶつけてくれた。
教育に行き詰ると、Y先生の言葉が浮かぶ。
「結局、分かってくれよ!俺こんなに一生懸命なんだよ!
それしか若者には届かない」
この言葉は、教員を長く続けていけばいくほど身に染みる
言葉だ。
目の前の若者と繋がること。
目の前の若者を学びと繋げること。
それを日々継続させること。
新しい教育を検討されている先生方も日々迷い
奮闘なさっている。
多くの場合、方法論や教育効果に目が行きがちであるが
本質がそこにあるはずはない。
学び続ける人材、学びと繋がり続ける人材
そうした人材をどれほど生み出せるか?
短期的な教育効果をシビアに測るのもよい。
進学実績も逃げるべき物差しではなく、シビアに測ればよい。
楽しく学ぶ今の子ども達の姿に喜びを感じるのもよい。
だが、本当の成果はその先にあることを忘れてはならないと
改めて思う。
また、なんか話それましたね(^_^;)。
要するに、
□ 新しいこと始めて頑張って続けたら動画50本出来た!
□ 被災地支援は全然駄目。未熟!学んで成長する!
□ 動画作成は自分の客観視によい!
□ 新しい授業の可能性を!でも現場が大事!
□ 大人も努力する、進化することが大切!
□ やはり教育は人と人との繋がりが生むもの!
□ 教育の成果は、あらゆる「物差し」から逃げては駄目!
□ 教育の成果は、目先の子どもの笑顔で止まっても駄目!
□ 学び続ける人材を育てよう!
ってことです。